Vol.159 転職サービスの増加

2022年10月07日

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◇◇ ASTATE Monthly Letter ◇◇
(アステートメールルマガジン Vol.159)
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今月のひと言
「転職サービスの増加」代表取締役 福山 研一

最近、求人メディア等のテレビCMが増えているように感じています。主には、仕事を探している求職者、転職希望者に向けたものですが、一部、採用企業向けのものもみられます。
弊社は人材サービス会社という仕事柄もあるかもしれませんが、求人サービスに関する電話でのセールスも多くなっています。
多くの企業で人手不足、採用難が課題となっている状況で、新たな求人メディアを試された方もいらっしゃるのではないかと思います。

実は、求人メディアも、従来型の紙媒体の求人誌やWeb版の求人サイトから、ネット上の求人を検索するindeed等のアグリゲーターや、企業からスカウトメールを送れる人材データベース、それから、無料で採用サイトを作れるサービスに、クラウドソーシング、ビジネスSNS等々、従来の職業安定法に規定のない多様なサービスが登場したことで、「募集情報等提供」の定義を拡大し、求人メディア等が依拠すべきルールを整備する法改正が、この10月1日より施行されています。

この法改正は、求職者保護の観点で、求人等に関する情報の的確表示や、個人情報の保護等が義務付けられ、求人情報の掲載とともにWebエントリー者の個人情報等を取り扱う場合は、「特定募集情報等提供事業者」として、届出が義務付けられることになりました。
求人を出される一般企業の皆さまは、直接的には影響のないことですが、今後民間メディアを活用される際にも、求人情報の各項目の正確性や法令に則った表記がより求められてくると思いますので、ご留意頂ければと存じます。

また、CM等の影響で、ここまで転職が日常的になってくると、転職人材の採用期待も高まるかと思いますが、一方で既存社員の流出の恐れも出てきますので、お気をつけください。